増加傾向にある首の疾患

カーテン

椎間板の老化

頚椎の椎間板に異常が起きた際に発生する頸椎椎間板ヘルニアという疾患があります。椎間板とは、椎骨と椎骨の間に存在するクッションの役割を果たしている線維軟骨です。また、背骨がスムーズに動くようにサポートもしています。椎間板は20代を境に老化が始まります。そのため、弾力が失われたり、正常な位置からずれてしまうこともあるのです。この正常な位置からずれてしまった状態をヘルニアと呼びます。頸椎椎間板ヘルニアは40代頃からよく見られるようになります。加齢と共に患者数は増加していきます。首に負担をかける運動や仕事や交通事故などによる首の怪我を経験していると発症リスクが高まります。また最近では、スマートフォンの普及によって若者の頸椎椎間板ヘルニアが増えています。長時間首に負担をかけるような姿勢をとっていることが原因です。これからも患者数は増加していくと考えられています。

治療法と予防法

頸椎椎間板ヘルニアの症状が強い場合、切開手術やレーザー治療などを行うことがあります。強い痛みがある場合には安静が優先されます。症状が軽い場合では主に保存療法が選択されます。コルセットやカラー、牽引、温熱療法、カイロ、マッサージなどがあげられます。近年盛んに行われている治療法はPLDDというレーザーによる椎間板減圧術になります。傷口も小さく、全身麻酔の必要もないので、患者への負担が少ないのが魅力となっています。頸椎椎間板ヘルニアを発症しないために有効とされているのが、姿勢の改善です。これは、頸椎椎間板ヘルニアを発症している患者にも有効です。長時間にわたるテレビ、パソコン、スマートフォンなどは極力避けましょう。一定時間ごとに休憩を挟み、首や肩の筋肉が緊張しないように注意しましょう。また、ストレッチで全身を伸ばすことも非常に効果的です。